アムステルダムの路上で首が見つかる。犯罪者組織の闘争か

9日水曜日の朝7時ごろ、アムステルダム南部のアムステルフェーンスウェハで通りがかりの人が切断された頭部を発見した。8日火曜日の夜中にアムステルダム南東部で燃やされた車の中で首なし死体が見つかったが、首はこの23歳のナビル・アムジーブのものであると見られ、警察は捜査を続けている。アムジーブは警察では名の知れた犯罪者だった。燃えたナンバープレートなしのフォルクスワーゲンは、数週間前にユトレヒトで盗まれた車であることが調べでわかっている。

首が発見された通りにあるシシャ・ラウンジ(イスラム圏で広まる水タバコを吸うカフェ)「Fayrouz Lounge」は、地下組織で闘争を繰り返す犯罪者グループが集まる場所として知られていた。2014年にもこのラウンジのすぐ角で犯罪者モハメッド・エル・マヨウリが射殺されている。今回の事件とともに被害者はモロッコ系オランダ人。
首を発見した近所でパン屋を営むクーマン氏は、「首はラウンジの窓から中を覗くようなかっこうで路上に置かれていて、まるで何かのサインのようだった。」と述べている。