ロッテルダム、アムステルダムの旅行者過剰問題に救いの手を差し伸べる
世界中からの旅行者が増え続けるアムステルダムにロッテルダムが救いの手を差し伸べた。アムステルダムの市長は、旅行者の増加で不足する宿泊施設と住民からの苦情に音を上げ、旅行者に他の都市に宿泊するよう呼びかけていた。これに手を上げたのがロッテルダム市。「アムステルダムの問題はロッテルダムが受けて立つ」と、旅行者を引き受けることを発表した。同市の市議会議員は「旅行者は大歓迎。ロッテルダムを観光してくれてもいいし、宿泊拠点として利用してくてもいい。」と述べ、さらに「ロッテルダム自体も最近旅行者に大人気だが、宿泊施設はまだ足りている。」とアピールした。アムステルダム・ロッテルダム間は急行列車で30分の距離。ロッテルダムに宿泊しても、距離的にアムステルダム観光には問題ないし、宿泊費も安く収まる。
アムステルダム市長は水曜日にパロール紙のインタビューで、増え続ける旅行者問題を語り、他の都市に旅行者が分散して欲しいと述べていた。今回のロッテルダムのラブコールに、同市長は安堵しているようだ。