冬の風物詩オリボーレン、おいしい店は?

オランダやベルギーでは大晦日に、レーズン入りの丸い揚げパンに粉砂糖をまぶしたものを食べる習慣がある。この揚げパンはオランダではオリーボル(油の球、複数でオリボーレン)と呼ばれているが、ベルギーではスマウテンボル(ラードの球)あるいはフランス語でクルスティヨンと呼ぶ。大晦日以外でもオリボーレンはパン屋や街頭の屋台で販売されておりシンタクラースやクリスマスと並ぶ12月の風物詩となっている。

オランダの日刊紙であるAD紙は毎年全国100軒以上のオリボーレンを試食し点数をつけているが、2015年最もおいしいオリーボレン屋として選ばれたのが、スパイケニッセ(Spijkenisse)にあるパン屋フォスカンプ(Voskamp)。大きな都市ではロッテルダムのリチャード・フィッサーというスタンドが4位に入っているが、アムステルダムの中心部では高得点を得ている店はない。傾向としてはオランダ南部においしい店が集まっており、オリボーレンはどうも南高北低のようだ。

オリーボレンテストの結果はNationaal Oliebollen Test 2015で見ることができる。

Oliebol (wikipedia)