2023-05-24
アムステルダム、最も魅力的な居住地トップに

アトラス・リサーチが行った調査で、オランダの市町村50の中でアムステルダムが最も居住に魅力的な市という結果が出た。アトラスの調査は50の市町村に対し50の基準項目を取り上げた。例えば労働市場、大学、住居価格、文化施設などである。
今年行った調査ではとくに「緑と青」に焦点が当てられている。樹木、公園、運河、湖である。市内そしてその郊外も含めると、最も「緑と青」がある市はアーネム(Arnhem)市という結果が出た。
緑と青という意味で、多くの人が好むのは心地よい眺めである。自分の家から遠くないところで公園や自然を散歩したり子供とピクニックができる環境を好む。その意味でズウォレ、フェルセン、ベルヘン・プ・ゾームそしてアルクマールの得点が高い。最も得点が低かったのはオス(Oss)市だ。緑と青の分野では平均より6%低いという結果た出た。
それでも、平均的なオランダ人は、労働市場、文化施設、安全性、飲食店そして大学の有無が、公園や湖よりも重要な要素になっている。その結果、エメン(Emmen)市が最下位にランクされた。最も魅力的なのはアムステルダム、続いてアムステルフェーン、ライデン、ユトレヒトと続く。
ただし、エメン市が住みにくいかというとそうではなく、緑も多いし動物園もある。その上安全度も高い。ただ、職が見つからないことや文化施設が少ないことがランクを落としている。以下、アトラスの行ったリサーチの結果である。
1 Amsterdam
2 Amstelveen
3 Leiden
4 Utrecht
5 Leidschendam-Voorburg
6 Hilversum
7 Den Haag
8 Rotterdam
9 Haarlem
10 Delft
11 Haarlemmermeer
12 Schiedam
13 Amersfoort
14 Zaanstad
15 Alphen a/d Rijn
16 Zoetermeer
17 Dordrecht
18 Gouda
19 Vlaardingen
20 Den Bosch
21 Velsen
22 Ede
23 Almere
24 Groningen
25 Purmerend
26 Eindhoven
27 Apeldoorn
28 Arnhem
29 Alkmaar
30 Nijmegen
31 Breda
32 Tilburg
33 Zwolle
34 Nissewaard
35 Maastricht
36 Hoorn
37 Lelystad
38 Bergen op Zoom
39 Deventer
40 Oss
41 Leeuwarden
42 Roosendaal
43 Helmond
44 Enschede
45 Hengelo (O.)
46 Almelo
47 Venlo
48 Heerlen
49 Sittard-Geleen
50 Emmen
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2014年から2016年の半ばにかけてオランダに入国したシリアからの難民のほぼ全員が住居を支給されている。中央統計局の調査によればこの期間に9万2千人の難民申請者がオランダに入国している。このうちシリアからの難民は4万6千人そしてエリトレアからが1万3千人となっている。難民申請者はまずCOAと呼ばれる難民センターに収容される。その後滞在許可が下りた人はオランダ各市町村が提供する住居(既存の住宅やオフィスなどを改造した住宅)に移ることができる。現在ではシリア難民申請者の94%が滞在許可を得、90%が自分の住居を得ている。
これに対しエリトレア出身者は住居の獲得が難しい。2014年には3900人のエリトレア難民がいたが、このうち住居を得た人は75%のみ。CBSによれば独身用の住宅提供が難しいため、独身者の多いエリトレア人は比較的長いこと待たねばならないという。
シリア難民はオランダで滞在許可を得たあと1年後に家族を呼び寄せている。これによりシリア人難民数は当初の倍に膨れ上がっている。滞在許可を得た難民は住居のほかに生活保護費も支給されている。まだ滞在年が短いため仕事を得た人は5%にすぎないが、このほとんどがオランダ語を習得している。難民のほとんどはオランダでの活路を探すため、言語の習得に励んでいる。
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アムステルダムだけでなく、アルメール、デーフェンンターそしてデルフトなども1平米あたり24ユーロ、22.49ユーロ、21.95ユーロと高い。これに対し、同じ学生が多く住む市でもアペルドールン(同17.56ユーロ)、ヘールレン(16ユーロ)、スヒーダム(12.29ユーロ)などは全国平均より安い。
オランダでは家賃はポイントシステム(広さや設備)で制限されているが、ともかく住む場所が必要な学生は法外な家賃でも仕方なく払っていることが多いという。
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