ゼレンスキー大統領オランダを電撃訪問

ウクライナのゼレンスキー大統領が木曜日予告なしにオランダを訪問した。戦争勃発以来ゼレンスキー大統領が国外に出るのは稀だが、今回はオランダの首相および議員と対話しハーグにある国際刑事裁判所(ICC)を訪問するのが目的だ。

ゼレンスキー大統領の今回の訪問の目的のひとつは、戦闘機と対空防御装置提供の要求である。オランダはすでに40億ユーロの軍事援助を約束している。

国際刑事裁判所での演説でゼレンスキー大統領は「正義」を求めるためにオランダにいると述べた。ロシアのプーチン大統領が、戦争を開始したことと、その結果生じた可能性のあるすべての戦争犯罪について、ハーグで裁判にかけられることを望んでいる。

演説の中で、ゼレンスキーは国際刑事裁判所(ICC)に対し、すべての戦争犯罪を調査するための特別法廷を設置するよう要請した。戦争の開始以来、85,000 件を超える事件が報告されており、これは1 日あたり数百件に上る。多くの場合、女性、男性、子供に対するレイプや拷問である。ICC は、ウクライナでの戦争中に犯された犯罪を調査する。