キューケンホフ公園、日時指定の完全予約制に

世界最大級のチューリップの公園キューケンホフは明日23日から開園する。今年からチケットを予約するには日時指定システムが導入されることになった。これは最近では多くの美術館や動物園そして遊園地などで実施されている予約システムである。昨年まではチケットを予約しても日時は指定する必要はなかった。このため天気のいい日には開園前から行列ができていた。混雑はキューケンホフへ向かう道路も同様で、このシステム導入で緩和が見込まれる。

キューケンホフの園長によれば、このシステム導入で混雑を避けてゆっくり鑑賞できるということで、一般の人の反応は肯定的だという。ただ選んだ日の天気が悪い可能性を恐れる人もいる。園は今年からフラワーショーを拡大し、屋根付きのホールで行うため天気には左右されないというが。

開園期間は明日3月23日から5月14日まで。昨年の球根展には110万人が訪れた。コロナ禍で2年間休館する以前は150万人だった。キューケンホフは110万人程度でいいと考えており、100万人来てくれれば採算が取れるという。キューケンホフ公園に訪れる観光客の80%はオランダ国外からだ。とくに近隣の国からの訪問者が多い。

キューケンホフ公園