今年、食品はさらに値上がりの予想

今後数ヶ月、肉、酪農製品、穀類、油そして野菜の価格は上昇し続ける。また化粧品や清掃製品などの価格も上昇傾向にある。レストランやバーでの飲料価格も上がる見込みだ。昨年のインフラレベルは過去にない高さで、価格も10%上昇している。70年代の記録的インフレをすでに超えている。

ラボバンクの経済専門家によれば、エネルギー費の上昇が昨年のインフレに大きく影響していて、今年も少なからず影響はあるものの昨年よりは弱まり、インフレ率は4.6%程度と見積もっている。ただし食料品は11%上昇する可能性が高い。さらに賃金も上昇するため、経営者にとっては苦しい状況が予想される。

ING銀行のリサーチ部でも今年のインフレ率を4−5%と見積もっている。原料費の上昇から食品全般が値上がる。さらにウクライナの戦争で穀類と油は大幅に上昇する。これによりパンやケーキや菓子類もさらに値上がりする。

バーやレストラン業界では、原料費の値上がりだけでなく人手不足そして消費者信頼度の低下により、経営が困難に陥るところも出てきている。さらにコロナ時の損失をまだ補えない店も少なくない。単に値上げをすることでこの問題を解決できるわけでないと、飲食店協会。政府が何らかの財政的な解決法を見出す必要があるとコメントしている。