インフレ減速するなか、食品は軒並み値上げ

オランダの11月のインフレ率は11.2%だった。たしかにこの数字は高いものの、過去数ヶ月に比べると減速している。ただ、食品、アルコールそしてタバコは昨年比で大幅に値上がりしている。インフレ率は先月に比べると5.6%下がっている。中央統計局(CBS)によると、エネルギー費が下がったことが要因だという。

10月にはエネルギー費は昨年同月と比較し100%上がっている。それが11月は40%の値上げに留まった。「もちろん上げ幅は高いが、他の月に比べると低い。」とCBS.

昨年からエネルギー費は大幅に値上がりしている。しかし、値上がりの幅は下がっており、ガソリンなどの車両燃料費はだいぶ安くなっている。

光熱費の上昇が減速し、全世帯が補償金を受け取るなど、一時のショックは薄れつつあるものの、食品などの毎日の買い物にはほとんど影響はなく逆にかなりの勢いで上がっている。