りんごの収穫の季節、自分で収穫できる場所

9月末から10月末までがオランダではリンゴやナシの収穫シーズン。オランダで栽培しているフルーツの代表格である。ただ近年では欧州各国での競争が激しくなり、労賃の安いポーランドなどからの安いリンゴの輸出攻勢が始まっている。そこで、オランダのリンゴやナシの栽培業者たちは、個人が果樹園に行って収穫できる仕組みを作るなど、収益を上げる方法を探っている。リンゴを樹からもぎ取るのは子どもたちにも楽しいし勉強になる。果樹園のそばに子供が遊べるスペースを作ったり、カフェを併設するなど集客に取り組んでいる果樹園も増えている。

【フェルベーク果樹園】
ヘルダーランド州ズウォレ付近にある果樹園フェルベークには、採りたての果物や野菜そしてジャムやジュースが並ぶショップがある。ショップを通り抜けるとリンゴ畑。そこで好きなだけ好きな品種を摘むことができる。子供向けにはトランポリンなどの遊具も設置されているのでりんご狩りに飽きたらそこでも遊べる。
Fruittuin Verbeek in Oldebroek
フェルベーク果樹園
開園:水曜日から土曜日の16:30まで

【西の果樹園】
De Fruittuin van West(西の果樹園)はアムステルダムの西部にある。リンゴだけでなくナシやベリーも栽培している。果物を自分で好きなだけ採るだけでなく、樹々の間を動き回っている鶏が生んだばかりの卵も持ち帰ることができる。(有料)
この果樹園にもショップやカフェが併設されていて市民の憩いの場所になっている。園芸講座や小規模なフェスティバルなども行われている。
De Fruittuin van West
開園:火曜日から日曜日まで10:30−18:00
西の果樹園

【オルメンホルスト】
チューリップで有名なリッセ(Lisse)付近にあるオルメンホルスト果樹園も自分で採取できる果樹園として有名だ。中に入るとプロがどのリンゴが食べ時かどのように摘んだらいいかなどを説明してくれる。ここでは自分のリンゴの樹を養子に迎えることができ、果実ができるとメールで知らせが来るシステムもある。子供のためには、ポニーの乗馬施設、ショップ、アトリエ、レストラン、カフェなども併設されている。(要予約)
オルメンホルスト
開園:火曜日から日曜日まで(10:00−17:00)

【バウテンホフ】
ロッテルダムうに近い南ホラント州のローン(Rhoon)の農家では、いろいろな種類のリンゴやナシが収穫できる。収穫したものは重さで支払う。併設のカフェではアップルパイとコーヒー、お茶が楽しめる。また企業向けイベントなども開催可能だ。
バウテンホフ
開園:火曜日から土曜日まで(9:00-17:00)