ニュース

スキポール空港混乱でトップ辞任
schiphol_full.jpeg
スキポール空港などの空港運営会社であるスキポールグループのCEO、ディック・ベンスホップ氏が辞任を発表した。後任者はまだ決まっていないが、ベンスホップ氏は後任者が決まるまで任務を務めるという。

今年の5月からアムステルダム・スキポール空港は混乱を極めており、問題はまだ解決していない。人員不足によるサービスの低下、発着便のキャンセルや遅延、長い待ち時間、バッゲージ紛失など、いまだに混雑や不便は解消されていない。このためやむなく旅行をキャンセルされたりする人が続出している。問題の根本はセキュリティやバゲージ取り扱いなど多くの職務での人手不足にある。

「スキポール空港の問題への対処、そしてCEOである自分の責任についてもこれまで多くの批判を受けてきた。スキポール空港が新しいスタートを切れるよう辞任することにした。」とベンスホップCEOは会見にて述べている。

5月休暇以降、空港は人員不足により業務の取り扱いができなくなり、利用客の制限をするようになった。さらに航空機の利用にも制限がかかった。この秋休みにも問題は解決されておらず、混乱状態は続いている。
問題を解決しないまま辞任を発表したベンスホップ氏の無責任に対する批判も高まっている。


関連記事

スキポール空港の混雑、秋休みには解消か?
schiphol_full.jpeg
今週の土曜日から始まる秋休みに向け、スキポール空港は混雑を避ける対策に取り組んでいる。空港はいまだに800人のセキュリティ人員が不足している状態だが、これまでの長蛇の列をなくすよう最善を尽くすと述べている。

「このところ毎日57,000人ほどの出発乗客をさばいてきているが、この数週間はうまくいっている。乗客に対しても準備を整え空港に到着するようお願いしている。出発便情報を常に見て、4時間前には空港に着くようにしてほしい。」と空港担当者。

しかし労組FNVによれば、秋休み中はスキポール空港でまた長い列ができるのは回避できないと予想している。人員不足はいまだに解決していない状況でこれが改善される見込みもない。土曜日からはさらに混雑が激しくなるとFNV。さらに、コロナ感染がまた拡大しているため、病欠の職員が増える可能性も高い。

空港側は、セキュリティ人員を新しく雇用するために最善を尽くしているとし、時給はこれまでより2.5ユーロ増、休憩時間を増やし、休憩場所も改善するという。「セキュリティ会社と共同で雇用キャンペーンを行い、新しい人員を雇う。」と空港。

スキポール空港の混雑と利用者制限は秋休みまで続く
schiphol_full.jpeg
スキポール空港は混雑のため乗入れ航空機制限を行い空港利用者数を減らしているが、これは夏休み中だけでなく9月と10月も続くと空港が火曜日発表した。空港は各航空会社と話し合いの上、新しい利用制限を決定した。これによれば、9月は1日最大の利用者数は67,500人、10月はこれより69,500人となる。秋休みはこの期間にあたる。

秋休み期間中は、1日平均3,500人が最大利用者数を超えている。このためさらなる制限を行うため航空会社との話し合いが続いている。空港によれば10月にはこれまで不足していたセキュリティ担当者が増えるはず。ただ、夏は持ち込みバゲージの量が少ないが、秋から冬になるとコートを来たり持ち込む衣服も増えるため、セキュリティコントロールでの時間がかかる。

今年に入ってからの空港の混乱で旅行会社は大きな損害を被っている。とくにフライトのキャンセルや再予約などが増え、クレームの処理に追われている。コロナで2年間収益がなかった後、次はこれである。消費者協会(Consumentenbond)は、スキポール空港の対策を素人だと批判している。すでに混乱を予想していたはずなのに付け焼き刃の対応しかしていないと批判。消費者協会に寄せられた苦情は6月だけで350件に上っている。

スキポール空港、1日数10本のフライトをキャンセルか
schiphol.jpeg
スキポール空港の混雑は未だに解消されておらず、この夏まで続くとみられる。このため空港は1日に数十本のフライトをキャンセルする予定だ。

当初はフライトの30%を削減予定だったが、やや緩和し一部のフライトを他の空港に移すなどの対策をとるため、この削減数は減る。
空港は、この発表後チケットのキャンセルや変更が相次ぐことを想定し、コールセンターを設置し備えるという。

スキポール空港の混雑は人手不足が大きな原因だ。とくに機内持ち込み荷物のセキュリティチェックのエリアが混雑しているため、乗客を減らすことを目的にフライトを減らす。

どのフライトがキャンセルされるかは未定だ。フライトチケットのみの乗客はキャンセルはたやすいが、パッケージ旅行の場合は複雑だ。ホテルやレンタカーが含まれるため、大きな影響が出るため旅行会社の反発が予想される。

国際航空業界IATAは、スキポール空港がフライトを制限するのは論外だと非難している。航空会社は空港使用料を支払っているというのに、勝手にフライト数を制限するのは受け入れないとしている。

スキポール空港の混雑、夏までの解消は無理か?
schiphol_full.jpeg
アムステルダム・スキポール空港の混雑は続いており、夏休みまでに解消する目処はついていない。一時的解消策として、KLMはここ数日間のスキポール空港発のチケット販売を制限する。KLMのチケット制限では、高いチケットのみが購買可能となるようだ。
KLMは、再予約ができるだけ可能にするという措置を講じている。例えば、混雑のためフライトを逃してしまった人には次のフライトの再予約ができるなどの措置だ。

夏休みが始まると空港の混雑はさらにひどくなる可能性がある。これに対処するためスキポール空港では、人員確保に乗り出している。現在よりも高い給料を提示することで、セキュリティや清掃、荷物扱いなどの人員が集まることを期待している。ただ人員確保に関しては、この逼迫した労働市場では給与の値上げでも難しいという専門家もいる。また夏期には発着の規定を変更するとスキポール空港は発表した。これによりフライト数が減ることが予想される。また、空港は航空会社と話し合い、フライト計画や他の空港への移行などを相談している。自主的にフライト数を減らす航空会社も出ている。

当面の混雑回避のため、空港はセキュリティコーチと呼ばれる人を配置し、乗客がなるべく早くセキュリティチェックに着くよう誘導している。また航空会社も乗客に対しできるだけ手荷物を減らすよう呼びかけている。いずれにせよネックになっているのは空港の人員不足。これが夏休みまでに解消できるかどうかが課題となっている。

スキポール空港また大混雑、今度は警備員不足
schiphol_drukte.jpeg
5月休暇の始まった4月末からのスキポール空港の大混雑は一時的に収まったものの、昨日からまた始まっている。空港のいたるところで1日中長い列ができている。前回は手荷物取り扱い者のストや人員不足が原因だったが、今回はセキュリティ人員不足が大きな要因となっている。荷物検査をするセキュリティの前には長蛇の列ができている。

スキポール空港では十分な人員が確保できないため、航空機のキャンセルも相次いでいる。空港では、乗客に向けとにかく早めに空港に着くようアドバイスしている。
また空港は、夏休みまでは5月休暇と同様な混雑は続くと予想している。5月休暇の際にはKLMは数10便をキャンセルしている。

ポートフォリオ・オランダニュースは2004年から17年間、読者のみなさまに無料で記事を提供させていただいてきました。 広告主様による財政援助や読者のかたによる寄稿などで、これまでの間無事にニュースを発行することができたこと、心からお礼申し上げます。 今後も正確で迅速そして皆様のお役にたてるニュースを配信続けるため、ご支援をお願いしております。 以下のフォームから寄付ができます。クレジットカードだけでなく、銀行カード(オランダ、ベルギー)そしてPaypalでもお支払いができます。銀行カードの場合には支払いページで「Direct Debit」を選びます。どうぞよろしくお願いいたします。