オランダ鉄道またスト、金曜日と来週も

8月末に各地で行われたオランダ鉄道(NS)のストで労使の合意が得られなかったため、NSはまたストを行う。9月9日(金)には西部と北西部の列車運行を中止する。9月13日(火)には東部、南部そして北部での運行停止。そして15日(木)には中央部となる。
今週の金曜日に計画されているNSのストには、地域交通(バスなど)の労組もストに加わる。フリースランド、フローニンゲン、ドレンテ、そしてオーフェルアイゼルの地域交通が労働条件の改善を求めストを行う。

NSの従業員がストを行うのは今年で2回目。8月末には4日間に渡り地域ごとのストが行われたが、30日(火)にはユトレヒトのある中央部だったため、全国で列車が運行できない状態となった。

政府はNSと労組FNVに対し「公共交通のイメージを悪化させるだけ」だとして、交渉の早期解消を求めている。しかし両者の合意には程遠いと見られる。

労組はインフレ率にあった給与の値上げを要求。賃上げにより購買力の低下を防ぐだけでなく、NSでの求人を容易くすると主張している。さらに、労働時間の短縮と仕事に対するリスペクトを要求している。合意に至らない場合には先月のように全土に影響するストを行う可能性があると労組。