8月のインフレ13.6%と大幅な上昇

オランダ中央統計局(CBS)によれば、8月の物価は前年同時期と比較して13.6%上昇している。この値上がりの主たる要因は、ガスと電気代の大幅な値上がりである。ロシアが欧州にガスを供給制限していることと、そしてこれがさらに厳しくなるのではという懸念からガス料金が劇的に上がっている。

ガスの市場価格は8月は過去最高を記録した。光熱費、ガソリン代、ディーゼルなど他の燃料価格もこれに追従して上がっており、過去一年で88%も上昇した。

エネルギー価格の上昇は、食品、飲料、光熱費に大きな影響を与えている。オランダでの生活費は限りなく高くなっており、生活苦を強いられる人が低所得者層だけでなく、中所得者層にまで広がっている。今後内閣が国民の生活をどのように支援するのかに注目される。昨日行われた連立各党による予算会議で、購買力を回復させる計画を本日発表することが決定している。