2022-06-20
ブリュッセル空港、本日全便キャンセル

今日6月20日にベルギーのブリュッセル空港を出発予定の航空便すべてがキャンセルとなった。空港ではスタッフのストが予定されており、セキュリティの人員が確保できないというのがキャンセルの理由である。到着便は通常通り運行予定。また貨物便も運行される。
ベルギー最大のブリュッセル航空はすでに本日の出発便を半分に減らす計画だったが、結局すべての便をキャンセル。空港トランジット便でセキュリティコントロールが不要な便は通常通り運行する。キャンセル便の乗客は別の便を予約することが可能だ。
TUI航空は、ブリュッセル出発便を近郊のオーストエンデ、アントワープそしてリール空港へと変更している。
オランダのスキポール空港での混雑は依然として続いており、空港は出発便の削減を発表している。手荷物やセキュリティの人員不足で空港の機能が低下しているためだ。格安航空便であるイージージェットはスキポール発の便を大幅に減らすと本日発表している。
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2023-04-14
スキポール空港の混雑、薄着と時間枠設定で解消?

昨年の5月にスキポール空港を利用した人は、空港の外まで続く混雑は記憶に新しいはずだ。今年も5月休暇の混雑が予想されているが、空港はこれを防ぐための対策を準備している。
すでに実験的にセキュリティチェックの時間を予約制度が始まっている。時間予約は出発の3日前からオンラインで可能だ。予約するとQRコードが送られてくるので、これを空港で見せると特別なレーンからセキュリティ・チェックに入ることができる。ただし、これが可能なのはEUとシェンゲン国向けのフライトのみ。
さらに、待機時間を減らすため空港では旅行客へ「セキュリティチェック用ドレスコード」を推奨している。なるべく薄着で、脱衣の必要のない服装。ブーツを履かずにスニーカー。ベルトなしで動けるジョギングパンツやレギンスがいいという。もちろんセキュリティで止められるような液体などを持ち込まないことは言うまでもない。
こうしてセキュリティ・チェックでの時間がかなり短縮されると空港は見ている。
空港の混雑の大きな要因だった人員不足も解消しつつある。給与は最低でも21%上がったので、人員を集めやすくなり、セキュリティの人員は今年は去年より850人増えている。
2022-10-14
スキポール空港の混雑、秋休みには解消か?

今週の土曜日から始まる秋休みに向け、スキポール空港は混雑を避ける対策に取り組んでいる。空港はいまだに800人のセキュリティ人員が不足している状態だが、これまでの長蛇の列をなくすよう最善を尽くすと述べている。
「このところ毎日57,000人ほどの出発乗客をさばいてきているが、この数週間はうまくいっている。乗客に対しても準備を整え空港に到着するようお願いしている。出発便情報を常に見て、4時間前には空港に着くようにしてほしい。」と空港担当者。
しかし労組FNVによれば、秋休み中はスキポール空港でまた長い列ができるのは回避できないと予想している。人員不足はいまだに解決していない状況でこれが改善される見込みもない。土曜日からはさらに混雑が激しくなるとFNV。さらに、コロナ感染がまた拡大しているため、病欠の職員が増える可能性も高い。
空港側は、セキュリティ人員を新しく雇用するために最善を尽くしているとし、時給はこれまでより2.5ユーロ増、休憩時間を増やし、休憩場所も改善するという。「セキュリティ会社と共同で雇用キャンペーンを行い、新しい人員を雇う。」と空港。
2022-09-16
スキポール空港混乱でトップ辞任

スキポール空港などの空港運営会社であるスキポールグループのCEO、ディック・ベンスホップ氏が辞任を発表した。後任者はまだ決まっていないが、ベンスホップ氏は後任者が決まるまで任務を務めるという。
今年の5月からアムステルダム・スキポール空港は混乱を極めており、問題はまだ解決していない。人員不足によるサービスの低下、発着便のキャンセルや遅延、長い待ち時間、バッゲージ紛失など、いまだに混雑や不便は解消されていない。このためやむなく旅行をキャンセルされたりする人が続出している。問題の根本はセキュリティやバゲージ取り扱いなど多くの職務での人手不足にある。
「スキポール空港の問題への対処、そしてCEOである自分の責任についてもこれまで多くの批判を受けてきた。スキポール空港が新しいスタートを切れるよう辞任することにした。」とベンスホップCEOは会見にて述べている。
5月休暇以降、空港は人員不足により業務の取り扱いができなくなり、利用客の制限をするようになった。さらに航空機の利用にも制限がかかった。この秋休みにも問題は解決されておらず、混乱状態は続いている。
問題を解決しないまま辞任を発表したベンスホップ氏の無責任に対する批判も高まっている。
2022-08-12
空港混雑によるフライトキャンセルなど、補償決定

この夏、空港混雑で予定していたフライトに乗れなかった人は、空港から補償金が出る。消費者協会(Consumentenbond)が空港に同意を取り付けた。これはスキポール空港だけでなく、アイントホーフェン空港も人手不足による混雑で、フライトを逃す人が出ており、補償は適用される。
補償は、4月23日から8月11日までの間に、スキポール空港での長い待ち時間のためにフライトを逃してしまった人に適用される。アイントホーフェン空港に関しては、これより1ヶ月後の5月23日から8月11日までに期間だ。補償は、フライトを逃したために、別のフライトを予約しなければならなかったり、別途に新しい航空券を購入しなければならなかった場合の費用となる。またフライトをあきらめ、車や列車に変更した人に対してはその費用を空港が補償する。
またフライトを逃したために目的地での宿泊をキャンセルせざる得なくなり、これが無料でできなかった場合にもこの費用も補償の対象となる。また、同日のフライトに延期された場合には、待ち時間の間の飲食費も補償される。
スキポール空港のこの決定に、消費者協会は満足している。ただし空港の補償に不満な場合には、消費者は協会に連絡するように提言している。インフラ担当大臣であるハーベル氏も今回の空港の決定を評価している。
2022-08-02
スキポール空港の混雑と利用者制限は秋休みまで続く

スキポール空港は混雑のため乗入れ航空機制限を行い空港利用者数を減らしているが、これは夏休み中だけでなく9月と10月も続くと空港が火曜日発表した。空港は各航空会社と話し合いの上、新しい利用制限を決定した。これによれば、9月は1日最大の利用者数は67,500人、10月はこれより69,500人となる。秋休みはこの期間にあたる。
秋休み期間中は、1日平均3,500人が最大利用者数を超えている。このためさらなる制限を行うため航空会社との話し合いが続いている。空港によれば10月にはこれまで不足していたセキュリティ担当者が増えるはず。ただ、夏は持ち込みバゲージの量が少ないが、秋から冬になるとコートを来たり持ち込む衣服も増えるため、セキュリティコントロールでの時間がかかる。
今年に入ってからの空港の混乱で旅行会社は大きな損害を被っている。とくにフライトのキャンセルや再予約などが増え、クレームの処理に追われている。コロナで2年間収益がなかった後、次はこれである。消費者協会(Consumentenbond)は、スキポール空港の対策を素人だと批判している。すでに混乱を予想していたはずなのに付け焼き刃の対応しかしていないと批判。消費者協会に寄せられた苦情は6月だけで350件に上っている。
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