オランダのスーパー利用者、半数はもう有人レジを使わない

キャッシュレスが進んているオランダでは、スーパーマーケットで、店員がいるレジを使わない人は半数に上る。この数は昨年末の55%より若干減ったものの、上昇傾向にある。買い物の途中で商品をスキャンする方法と、買い物の終わりにまとめてスキャンする方法があるが、いずれにせよレジに並ぶ人は減っている。

ハンド・スキャナーや、アプリをダウンロードした携帯電話を手に持って商品をかごに入れるたびにスキャンする人は約25% 片手がスキャナーや携帯を持っていなければいけないので買い物がしにくいという欠点がある。これに対し、商品をまとめてカートに入れ、店員のいないレジで自分でスキャンする人はますます増えている。とくに買い物が少ないときには、長い列に並ばずにこちらの方法を選ぶ人が多い。

セルフスキャンはスーパーマーケットにとって人件費削減につながる。顧客にとっても長い列に並ばず素早く支払いができるのは楽だ。ただし、レジで買い物を好む人も多いことは確かだ。店員と話をするのを楽しみにしているという人たちだ。とくに65歳以上の人たちは70%が通常のレジを好む。また現金で支払いをする人も通常のレジを使うため、有人レジはまだ残るはずだ。