オランダ国王の信頼度下降続く、イメージ改善がキー

昨日は国王誕生日。オランダ中がオランダ王家の色であるオレンジ色に染まり、人々はフリーマーケットやコンサートを楽しんだ。さて誕生日を祝っている国王への信頼度だが、世論調査(IPSOS)によれば信頼しているという人は47%とか半数に満たなかった。昨年は57%だった。国王としての採点はヴィレム・アレクサンダー国王は平均6.7点。昨年は7.1点一昨年は7.7点と下降が見られる。これに対しマキシマ女王は7.6と評価は変わず、王室で唯一人気を集めている。

王室記者のサンダー・パウルス氏は、王室はイメージ改善に務めるべきだと強調している。昨年のロックダウン時のギリシア旅行やアマリア王女のハウス・パーティなどは、国民の反感を買った。このままイメージ改善に務めなければ、人気はさらに下がるだろうとパウルス氏。

IPSOSの世論調査で、国王が国民に寄り添うという連帯感が感じられないという人が多かった。連帯感を感じている人は国民の4分の1と昨年の5分の2から減退した。ただ君主制を支持するという人は5人に3人とやや回復している。昨年は一昨年の74%から58%に下がっていた。

先月、アペルドールンにあるアウド・ロー城をウクライナの難民に開放したことを評価する人も多い。しかし、3分の1の国民は、イメージ改善の必要からだと考えている。