ヒーターが壊れてもすぐに修理は期待できず

家の暖房や水道が壊れても、今どきすぐに業者は来てくれない。我慢してしばらく待つしかない。もうずいぶんと長い間、人手不足で業者が不足しているのに追い打ちをかけるように、ここ数日の大雨と大風で業者は大忙しである。これで待ち時間はまた大幅に伸びた。水道やガス、電気工事の業界団体テクニーク・ネザーランドが語ったもの。

コロナ禍による技術部門の人手不足はしばらくは解消しそうもない。とくに、省エネや持続可能な家に改造する人が急増しており、これも人手不足をさらに増長させている。政府から助成金が出るというハイブリッド・ヒートポンプを設置する場合には、数週間あるいは数ヶ月待たねばならない。

さらに、世界中が被っているチップと電子機器の不足が打撃となっている。これによりセントラルヒーティング・ボイラーやヒートポンプの新規設置は大幅に遅れる。故障した場合にもすぐに修理を期待できないので、寒い中待つのは必須となりそうだ。業界団体は、「急を要する故障などにはなるべく速く対処するよう努める。」とは言っているが。