コロナ入院患者増加で医療逼迫、明日また記者会見

今週の水曜日のRIVMの統計によれば1日の感染者数は23,789名とこれまでの最多となった。これを受け、政府は当初12月3日に予定されていた記者会見を明日11月26日に繰り上げると発表した。通常は記者会見前に大筋がリークするが、今回は内容はまだ明らかにされていない。

コロナによる入院患者の流入により、病院でのがん患者の化学療法、腎臓移植などの急を要する手術がキャンセルされている。これまでも腰や膝の手術は中止されてきた。今後6週間に計画されている手術や治療が難しい状態であるという。

RIVMの資料によれば、18歳以上のワクチン接種済みの人は85%、未接種の人は12%だ。入院患者で見るとワクチン接種者と未接種者の割合は半々。ICU治療を受けている患者の68%は未接種の人である。ワクチン接種済みの入院患者のほぼ全員が心臓疾患などを抱えているか肥満の人だという。

この医療逼迫に対し、全国緊急医療ネットワーク(LNAZ)と病院は医療拡大計画を作成した。コロナ患者による医療体制が逼迫した場合には、病院のスタッフがコロナ患者用に回される。さらに軍や赤十字も援助にまわるというもの。