オランダ各地でまた暴動、3日目

先週金曜日の夜ロッテルダムで暴動が起きたが、土曜日、日曜日と続き各地で同様な暴動が起きた。土曜日はハーグで、昨夜日曜日にはレウワールデン、フローニンゲン、エンスヘーデ、ローゼンダール、そしてティルブルグという地方都市で暴動が起き警官隊が介入した。

北部の街フローニンゲンでは市長が緊急事態宣言を発する結果となった。午後にはコロナ対策反対デモが支障なく行われたが、夜になりソーシャルメディアを通して暴動が扇動され、若者が街に集まり破壊行為を始めた。バス停や店舗のガラスを壊すなど大きな被害をもたらした。
東部の街エンスヘーデでも、ソーシャルメディアを通じて集まった若者が暴動を起こした。ここでも緊急事態宣言が発令され、中心地から離れるよう通達された。逮捕者も出ている。
南部の街ローゼンダールでも複数の地域で小学校を放火するなどの暴動騒ぎが起きた。また花火や爆竹を投げたり、車を燃やすなど破壊行為も目立った。

警察や市当局が事前に暴動を検知するのは不可能ではないが、暴動扇動者は外部の介入が難しいテレグラムのようななインターネットメディアを利用しているため、容易くないという。また暴動に加わっているのは、ほとんどが20歳以下で13歳14歳という未成年者も混じっている。