政府、3週間の部分的ロックダウン

RIVMは昨日、10日1日の感染者数がコロナ禍が始まって以来の最高値である16,364名に達したと発表した。これはこれまで最多数であった2020年12月20日の12,997名を大幅に上回る数である。

一昨日のOMTによる勧告とRIVMの報告をもとに、政府は規制強化を検討。昨夜、3週間の部分的ロックダウンを行うとNOSなどのメディアに通達した。ただし正式な発表は本日午後7時の記者会見にて行われる。

飲食店と生活必需品以外を扱う店舗の閉鎖時間が午後7時となることなどが、今回のロックダウン規制に含まれる。家に迎えるゲストの数も4人までとなる。他の規制はそれほど厳しいものではなさそうだ。たとえば当初OMTが推奨していた劇場や映画館の閉鎖も今回は含まれていない。またスポーツの試合も続行できるが、観客なしとなる。来週火曜日に予定されているオランダ対ノルウェーのワールドカップ予選も行われるが、観客は入場できない。

このロックダウン規制とは別に、政府は法的な義務が生じる規制を検討中である。たとえば1.5メートルの距離を置くことなどが法的効力を持つようになる。ただし現在国会での法案通過を待つ状態で、おそらく1-2週間かかりそうだ。さらにコロナチェック・アプリについても国会での討議のあとに法定化される可能性がある。これはコロナアプリの2Gを推進するもので、これまでの3Gが有効でなくなるというもの。

2Gとは、ワクチン接種済み、あるいはすでに感染し完治した証明のどちらか2種類を有効とするQRコード。これに対し現在使われているQRコードは、この2つの他に、至近の検査での陰性証明も含まれており、ワクチンを接種していなくても陰性証明があれば入場できるというもので、こちらは3Gと呼ばれている。政府はワクチン接種の拡大を目的に2Gを推進させたい意向であるが、国会では反対意見も出ている。

詳細は今夜7時の記者会見にて発表される。