クリスマス、元旦、今年は土曜日で休暇なし

今年のクリスマスと第2クリスマスはちょうど土日の週末に重なる。また元旦も土曜日。通常ならば祭日で休みなのに、週末と祝日が重なると代休制度のないオランダでは従業員にとっては休日が3日減ることになる。

飲食業労組(FNV Horeca)は、「休日出勤で倍の給料をもらっている従業員にとっては残念なことだが、毎年違うから仕方がないこと。」だと諦めている。また通常の従業員もクリスマス2日、元旦1日の合計3日間の休日が減ることになる。

クリスマスが木曜日と金曜日にあたった場合、次の月曜日、火曜日、水曜日の3日間休暇を取れば、連続で8日間の休みとなる。こういう年もあれば、今年のように残念な年もある。これは雇用者にとっても同様だ。昔は日曜日や祭日は店舗は閉まっていたが、近年では日曜日も祝祭日もオープンしているスーパーマーケットや店舗が多い。日曜日、祝祭日に働く従業員も多いため、今回のように祝日が週末と重なることも、あまり重要でなくなってきている。
多くの雇用契約では、祝祭日は働かなくてもその分の給与は保証されている。もし働く場合には代休が取るか、休日出勤として(場合によっては)2倍の給料が支払われる。

さて、従業員不足に悩む飲食業だが、今年のクリスマス時期は例年に増して忙しくなりそうだ。メニューをシンプルにするなど、飲食店はこの時期の対策を練っている。また従業員も忙しくなってもチップが増えるので、クリスマス時期には喜んで働く人も少なくないという。