9月25日から飲食店などでコロナパスポート導入か

オランダ各メディアが報じたところによると、9月25日から飲食店や文化イベントなどでコロナパスポートが導入されそうだ。またこの日から1.5メートルのソーシャルディスタンス義務が廃止される。ただし、公共交通機関内ではマスク着用は必須である。ホームや駅舎内での着用は不要となる。また、自宅勤務の奨励は変わらず、飲食店の夜間(0:00-06:00)の営業禁止は続きそうだ。

イベント開催についてはまだ決定していないが、上記を含む規制緩和については火曜日夜の記者会見で政府発表がある。プロサッカーの試合に関してはスタジアムに100%観客を入れることができそうだが、ワクチン接種証明かウィルス検査陰性証明を求められる。政府は先週の時点でコロナパスポートの導入の義務化を検討していると発表している。オランダでは成人の約80%の人がワクチン接種済みだが、まだ180万人が接種しておらず、医療機関の逼迫などを防ぐため、この措置を導入するという。

コロナパスポートは、13歳以上にワクチン接種完了、コロナウィルス検査陰性、あるいはコロナウィルスに羅患したが完治を証明する証明書で、携帯アプリ(Corona Check)で提示が可能だ。携帯アプリを使用しない場合には紙のものも代用となる。この証明書はEU内の渡航にも必要となっている。
フランス、イタリア、そしてスイスなどはオランダに先んじてこのコロナパスがすでに義務付けられている。