東京オリンピック、オランダ選手団6人目のコロナ陽性。感染源は不明

東京オリンピック出場予定の選手など、オランダからの選手団にコロナ陽性者が相次いでいる。ボートの優勝候補であったフィン・フロライン選手を始め、国営放送のコメンテーターであるエルスホフ氏まで、総計6人が陽性という結果になった。

17日に東京入りした選手団に共通しているのは、KLMのアムステルダム・東京便に搭乗していたこと。しかし、KLM機内での感染の可能性は高くないと専門家はコメントしている。国立衛生研究所(RIVM)はこの件についてはノーコメント。ただしRIVMは6月にオランダ航空宇宙センター(NLR)と共同で、機内の感染について調査しており、危険性はかなり低いとの結果を発表している。この結果はWHOとIATAによる結論と一致する。

KLM側も、機内での衛生には十分注意しており、座席なども消毒しているとコメントしている。飛行中は機内の空気は外部に放出。さらにHEPAフィルターを利用しており、ウィルスやバクテリアを99.99%シャットアウトしているという。

感染は、機内だけでなく出入国手続き時なども考えられる。また機内が清浄化されていても、マスクをせずに会話したり接触するなどの行為もありえる。いずれにせよ、オランダでの調査は限界があるため、現在日本側で調査を進めている。