感染増加で在宅勤務が再び標準化

6月26日からのコロナ規制緩和で、勤務時間の半分は職場で働くのが許可されるようになった。しかしその後の感染拡大で、政府は再び在宅勤務を標準とすると発表した。どうしても職場に行かねばならない事情がない限り、在宅で仕事をするようアドバイスしている。

在宅勤務の緩和は、コロナ感染防止を管理するアウトブレイク・マネージメント・チーム(OMT)が反対していたが、これを押し切って政府は緩和対策に入れていた。のちにルッテ首相は早すぎる緩和について謝罪している。

政府はこれまでどおりの手洗いやソーシャルディスタンス、検査のほかに、換気にも注意するよう強調している。最近の感染のほとんどが、密閉したクラブやパーティで起きている。議会ではエアロゾル感染を防ぐための換気が以前から議論されていたが、換気に気をつけることが、今回初めて政府のコロナ対策に加わった。国立衛生環境研究所(RIVM)は、換気がどれだけ感染を防げるかの実験結果はないというが、換気に気をつけることは重要だとしている。