欧州、多くの国が「コロナ安全国」に

オランダ外務省は、欧州内渡航に関するコロナ感染地図を木曜日更新した。これはあくまでもオランダからの渡航アドバイスである。これまで不要不急の渡航が禁じられていたベルギー、ギリシア、フランス、クロアチアなども「注意して渡航」に変わった。しかしスペインはいまだにオレンジ(不要不急の渡航禁止)である。またEUでもオランダを安全国に含めるようになった。

感染状況によりグリーン、イエロー、オレンジ、レッドと国が色分けされている。グリーンは安全、イエローは注意して渡航可能、オレンジは不要不急の渡航が禁止、レッドは渡航禁止である。イエローに塗られた国からオランダに帰国した場合、隔離や検査は必要でなくなる。
国ごとの他に都市だけの色分けもある。たとえばポルトガルは全土でイエローだが、首都リスボンはインド変異株が蔓延しているためオレンジだ。ベルギーでもブリュッセル、ギリシアもアテネのみオレンジ。

EUは、オランダを木曜日から一部の地区をオレンジからグリーンへと変更した。国全体はこれまで危険度が高いレッドに指定されていたが、RIVMによれば、先週の検査結果陽性率は4.3%と低いため、外国からの旅行者も自由に入国できるようになるという。