余剰ワクチンを知らせる「ゴミ箱行きのワクチン」大人気

オランダで「ゴミ箱行きのワクチン  Prullenbakvaccin.nl」という、余剰ワクチン場所を知らせるサイトが立ち上げられ人気を呼んでいる。ホームドクターや保健所や病院などで、ワクチン接種を受けるはずの人が来なかった場合、余剰のワクチンが出る。余ったワクチンは捨てる以外に方法はないため、有効活用をするためにこのサイトができた。立ち上げたのはホームドクターなどの有志で、現在44団体が参加している。このサイトを見ればオランダ全土のどこで余剰ワクチンが出たかがにわかる。サイトは1分ごとに更新されるので、余剰が出るのを待ち続ける人もいて、一時は1時間に7万アクセスという状態になった。

「ゴミ箱行きのワクチン」にはオランダの地図が出ており、余剰が出た機関(ホームドクターなど)が青で表示される。オレンジ色で表示されている機関には余剰がない。サイトの人気は高く、青い表示が出た途端にそこで示される機関にかけつける人が多い。中には空きが出た途端にわかるように自分でプログラムを書いたという人もいる。

今朝はハウダ(Gouda)のホームドクターで余剰が出たという表示が出たとたん、医院の前で100人もの人が並び、ワクチン接種を待つという事態が発生した。ただし、今回はサイトが立ち上がって初めての余剰ワクチン場所だったためで、今後は参加機関も増えもっと簡単に見つけられるはずだと管理者。

ゴミ箱行きのワクチン