コロナ下の国王誕生日、ロックダウンにもかかわらず各地で大混雑

国王誕生日の27日、コロナ規制にもかかわらずオランダ全土で野外パーティに集まる人で混雑するという事態が起き、多くの都市で緊急規制が発令された。アムステルダムとブレダでは混雑する公園を閉鎖。アムステルダムとユトレヒトでは市外からの市内へ移動しないよう呼びかけるなど、混雑が増長するのを防ぐ対策が講じられた。

ユトレヒト市では、一部のエリアで野外パーティーが繰り広げられたため、15時半ごろ市がツイッターにて「パーティは終了。これ以上市内に来ないで、家で国王誕生日を祝って欲しい」と呼びかけている。ハーレムやロッテルダムでも同様な混雑が見られ、一時はカフェなどのテイクアウトを禁止する指令が出た。

最も混雑がひどかったのはアムステルダムのフォンデルパーク。当局は公園の閉鎖を発表したが去る人がいなかったため、強制退去を行った。他の公園でも同様な措置が取られている。このほかにも、マーストリヒト、アイントホーフェン、フローニンゲンなどでも公園に多くの人が集まったが、あまりの違反者の多さに警察が罰金を課す時間がないほどだったという。

さて、コロナ感染者数はあまり減っていないが、今日28日12時から飲食店のテラスが6ヶ月ぶりで再開する。基本的に予約制だが、席が空いている場合にはその場での着席も可能。簡単なコロナに関する質問事項に答えれば、1テーブルに2人まで着席できる。ただし家族や同居人の場合はこれ以上の人数で座ることも許される。また、本日から夜間外出禁止令も終了し、夜の外出が可能となった。