オランダ、60歳未満のアストラゼネカワクチンの接種は禁止。その他は計画通り

アストラゼネカのコロナウィルスワクチンの接種について政府は何度か方針を変えてきたが、8日、1961年以降に生まれた人はこのワクチンを接種しないと決定した。1960年以前に生まれた人(60歳以上)はアストラゼネカのワクチンが他のワクチンを並んで接種される。この決定は政府保健委員会の提言によるもの。アストラゼネカのワクチンの副反応として非常に稀に血栓が発生するという危険性が見られるが、60歳以上の人がコロナウィルスに感染し重篤化するリスクと秤にかけると、このワクチンを接種したほうがいいという結論に達したという経緯がある。

オランダではファイザー(BioNTech/Pfizer)、モデルナ、アストラゼネカ、そしてオランダ製のヤンセンの4種類のワクチンの接種が可能だ。どの年齢層にどのワクチンが適しているのかは政府が決定し、接種計画が作成されている。(リンク)

計画によれば現在60−64歳の人と60歳未満でもダウン症なのリスクが高い人は、ホームドクター経由でワクチン接種のお知らせが送られてくる。どのワクチンが接種されるかはホームドクターからの手紙に記載されている。計画表には保健所(GGD)経由での接種も含まれている。こちらは上記4種のワクチンのどれかとなるが、自分で選ぶことはできない。
もし指定されたワクチンに不満がある場合には、接種拒否は可能だが、そのあとにいつ順番が回ってくるかはわからない。
この計画表によれば健康な59歳以下の人は5月ごろから接種が始まり、18歳から28歳は6月末ごろから第一回目の接種となりそうだ。

表中のオレンジ色はファイザー、ピンクはモデルナ、ブルーがアストラゼネカ

ワクチン接種計画