コロナ規制緩和は当分見合わせか。飲食店のテラス再開も可能性低く

政府の情報筋によれば、暫定内閣はコロナ規制緩和の可能性はないと見ている。日曜日ルッテ首相と関係大臣そしてアウトブレイク・マネジメント(OMT)がハーグ首相官邸にて今後の規制緩和にいついて話し合ったが、感染者数がいまだに高いことから緩和はないという結論に至った模様。

ただし結論はまだ決定ではないく、最終決定は火曜日夜の記者会見で発表される。夜間外出禁止令の撤廃や、高等教育機関の再開、イースター前後からの飲食業のテラス再開、そして小売業での入店定員数の拡大などが、今回話し合われた。
長期的視点からの規制緩和はおそらく5月半ばから6月になると見られる。

感染指数R(ウイルス感染者1人が次に何人に感染させるかを示す「実効再生産数」)がまだ高いというのが、この規制緩和延期の背景にある。現在の「R」は、100人の感染者が113人に感染させるという状態。とくに若者の間でこの「R」が高い。若者は感染しても重症に至ることが少ないが、高齢者や疾病を抱える人への感染が懸念されている。
またOMTメンバーのほとんどが、規制緩和は早すぎるという見解を示している。