寒波で期待されていた「11市スケートマラソン」は中止

この寒波で、「もしかしたら例外的に開催されるかも」と淡い期待を抱いていたオランダ人は多い。すでに11月に、1.5メートル規則がある限りこの「11市スケートマラソン(Elfstedentocht)」は開催しないという発表があったものの、例外もあり得ると考えていた人が多かった。しかし本日、王立フリースランド11市スケートマラソン協会が、「今年は開催されない。」と正式に発表した。

この11市を結ぶ運河や水路200Kmを走るスケートマラソンは、25,000人の参加者と数1000人のボランティアそして100万人の観客が集まる。これだけでもコロナ禍でイベントが中止されている今、開催は無理だ。この11市スケートマラソンは、オランダの伝統的なイベントだったが暖冬が続き運河がこれだけのスケーターに耐えられるほど充分凍ることがなかったので、1997年以来開催されていない。

昨日ルッテ首相は、120人のプロ選手だけを集めて11市スケートマラソンを開催するという提案をしたが、協会は「そんなものは本物ではない。」と却下している。

11市スケートマラソン