夜間外出禁止や訪問者数の制限、飛行制限など追加規制

20日午後14時に行われた記者会見にて、ルッテ暫定内閣首相とデ・ヨンゲ大臣が追加コロナ規制について発表した。すでに実施されているロックダウンでも感染者数や入院者数の減少が思わしくないため、ロックダウン期間を早めるためにも追加規制が必要であると説明した。とくに、イギリスで発生したコロナウィルス変異種はオランダでも拡大しているため、厳しい措置がとられることになった。この変異種はこれまでのウィルスよりも感染度が高いという調査結果があり、これが広まるとコロナ禍第3波に襲われる可能性がある。

・夜間外出禁止令は、感染管理チーム(OMT)のアドバイスにより政府が決定したものだが、最終決定は木曜日の国会での承認待ちだ。この禁止令では夜20:30から朝4:30までの外出が禁じられる。これがいつから実施されるかは、国会での討論後に決まるが、おそらく金曜日か土曜日からとなる。

・夜間外出禁止の例外は、看護、介護、警察など夜間勤務が必要な人。犬の散歩は許可される。

・夜間外出禁止となると、これまで22時まで開店していたスーパーマーケットも早い時間に閉店が義務付けられる。

・自宅へ招待できる人数もこれまでの2人から1人となる。これは今日から実施となるが、13歳未満の子供は例外。

・感染者数の多い国(日本はこれに入っていない)からオランダに入国する人は出発の78時間前以降にPCR検査を受ける必要がある。さらに10日間の隔離が必要となる。ただしこれについては法律の変更待ち。

・土曜日から、コロナウィルス異変種が蔓延している英国、南アフリカそして全南米諸国からの飛行禁止。ビジネストリップも不可となる。

・葬式の出席者数もこれまでの最大100名から50名へと限られる。これは来週の月曜日から効力をもつ。