コロナウィルス感染者数減らず

オランダでのコロナウィルス感染は減少の兆しはなく、いまだに横ばい状態である。
病院に入院中のコロナウィルス感染者数は若干減ったといえど、1700人いる。このうち集中治療室に入院している人は506名。
国立衛生環境研究所(RIVM)の発表によれば、土曜日1日の陽性者数は5609名と、先週の1日平均である4906名を上回った。

週末には感染を助長するような事件がいくつか起こっている。
南ホラント州のマースダイクでは、70人の青少年がパーティを開催したが、警察が踏み込んでこれを中止させた。

金曜日から日曜日にかけてブラックフライデーと呼ばれるセールが各地で開催され、ショッピング通りやデパートは多くの買い物客で混雑した。ロッテルダム市長は、ブラックフライデーの混雑を恐れ、政府に対し店頭での販売を禁止しオンラインのみでこれを開催するよう要請したという。しかし政府はこの要請は受けていなかったと反応している。
オランダ南部のショッピング通りの混雑は、規制の厳しいベルギーからの買い物客がどっと押し寄せたことも一因となっている。