アムステルダムとスキポール空港周辺、コロナでの経済的打撃大きく

オランダ中央統計局(CBS)が水曜日発表した統計によれば、コロナ禍で最も経済的打撃を受けたのはアムステルダム市とハーレマーメア(Haarlemmermeer)であることが判明した。第3四半期のハーレマーメア市の成長率は昨年同時期の20%減となった。

最も経済的打撃を被ったのはスキポール空港があるハーレマーメアで、利用客の激減による収入後退は免れなかった。同市は第2者半期には27から29%の縮小を記録したが、これよりは少し上向きとなった。次に大きな打撃を受けたのはアムステルダム市で7%減。観光客の減少によるところが大きい。オランダ全国で経済後退は見られるが、アムステルダムの次に被害が大きかったのはフローニンゲン市。ここはコロナ禍だけでなく、ガス田の採掘減少も影響している。

逆にあまりコロナ禍の影響を受けていない地域もある。フレーフォランド州、フェールヴェ地区、ゼーランド州などはマイナス1%程度。これらの地域の主要産業は、エネルギー、卸売、保険業、畜産業などで、コロナの影響は大きくない。

CBS 経済後退