オランダへの観光客70%減。観光業界に大きな打撃

オランダへ観光や会議などでやってくる外国人の数が、今年は昨年に比較し70%減少している。また国内で観光をするオランダ人も40%落ち込んだ。さらにオランダから近隣諸国へ訪問する人の数も大きく減っている。本日開催されるナショナル・ツーリズム・トップ会議でオランダ観光協会(NBTC)が発表する統計だ。

NBTCによれば、今年はオランダへの観光客を2100万人と想定していたが、実際には1400万人少ない700万人だという。この数は1990年代のまだオランダが人気観光目的地でなかったときのものに相当する。

今年の初頭、コロナ禍が始まる前には、昨年比7%増を予想していたという。今年はロッテルダムでのユーロビジョン・ソング・コンテストやザントフォールトのグランプリそしてアムステルダムでのサッカー欧州カップの一部のオランダ開催が決定していたが、これらの大きなイベントはすべてキャンセルとなった。NBTCは観光業界が回復するのは2024年までかかると予測している。
本日開催される会議もオンライン上である。