ユトレヒト大学病院で、15分で結果が出るコロナウィルスのスピード検査試験開始

ユトレヒト大学病院は本日金曜日からコロナウィルスのスピード検査のテストを開始した。まだテスト期間なので、このスピードテストが実際にどの程度信頼がおけるものなのかを検証するのが目的だ。

検証で信頼度が高いということになれば、コロナウィルス検査を大規模に行うことが可能となる。デ・ヨング国民健康省大臣は11月にはこのスピード検査が全国で可能になりそうだと先週書簡にて発言していた。オランダでは検査キャパシティが大幅に不足していて、なかなか検査を受けられないという問題があるが、これが解決できる。

抗体検査と呼ばれるこのスピード検査は、現在行われているPCR検査と比較し正確さは劣るが結果は早く出る。妊娠検査と似たようなもので、結果は15分から20分でわかるという。この検査で陽性と判断されるとPCR検査を受けることになる。このスピード検査が信頼できるものであると判断されれば、より多くの人が検査を受けられるだけでなく、ひとりで何度も受けることも可能となる。
ユトレヒト大学病院での試験結果がわかるのは約3週間後。来週からロッテルダムのエラスムス病院などでもスピードテストの試験が始まる。