アムステルダム人気レストラン11軒、ベイルート復興キャンペーン

8月に大爆発が起きたベイルートの復興のために、アムステルダムにある11の人気レストランが、レバノン料理ムジャッダラ(Mujadara )をメニューに加えることになった。オーダーが入るたびに2.5ユーロずつ復興のための慈善事業やNGOに寄付される仕組みだ。

このキャンペーンを始めたのはコラムニストのメレイン・トルさんと(ソーシャル)レストラン「A Beautiful Mess」のシェフ。トルさんは長年半年ずつベイルートに住んでレバノンの食文化について本を書いている。「レバノン料理は非常に魅力的」であるとトルさん。シェフとともに10のレストランに呼びかけてこのキャンペーンが始まった。

ムジャッダラはレンズ豆と米あるいは脱穀麦を混ぜて炊き、その上にキャラメル状になった玉ねぎを載せるというクラシックな料理。貧乏人の料理と呼ばれるこの料理は安くて保存のきく材料でできている。この料理はレバノンだけでなく広く中東で食されている。11のレストランはシェフの裁量でこの料理を工夫するという。例えば、シナモン、カルダモン、クルクマを加え、ディリ入ヨーグルトとチリガーリックバターを添えるというレストランなど。

このキャンペーンに参加しているレストランは、 「A Beautiful Mess」「 Buffet van Odette」「 Toscanini 」 「Scheepskameel」 「Restaurant As」「 Entrepot」「Domenica」「 Wilde Zwijnen」「 Merkelbach」「 Esther’s Cookery」「 De Vrouw met de Baard」 「 Hotel de Goudfazant」の11軒。「A Beautiful Mess」は難民の社会参加を目的として設立された団体が開いたレストランで各国料理が提供されている。

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