コロナ感染増加で規制強化

木曜日夜、ルッテ首相とデ・ヨング保健省大臣が記者会見を行い、コロナウィルス感染者の増加に伴う規制の強化を発表した。これまでの規制緩和で再びコロナ感染が増加しているため、再度のロックダウンを防ぐのが目的だ。

【飲食店規制強化】
レストランやバーなどでは入り口で顧客の名前と連絡先を記入しなければならない。感染が発覚した場合には保健所がすぐに入店者に連絡できるようにするのが目的。またこれまで通り店内とテラス両方で事前予約と健康チェックが必要。飲食店だけでなく、映画館、遊園地、劇場、美術館などで感染が出た場合には最高2週間までの閉鎖措置となる。

【スキポール空港】
これまで危険地域(コードオレンジ)からの到着便乗客は、14日の自宅隔離が課せられていたが、今後は保健所から電話連絡が入りこれがチェックされるようになる。また乗客は症状があるないにかかわらず検査を受けるよう推奨される。検査で陰性だった場合にも14日間の隔離は必須である。

【大学でのオリエンテーション週】
大学や専門学校では新年度が始まるにあたり、新入生のオリエンテーション週間が行われる。クラブや同好会といったグループへの参加も含まれるが、今年はアルコール摂取の禁止と22時までという時間制限が課せられる。またできるだけオンラインで行うことが勧められている。

1.5メートル規制、できる限り在宅勤務、公共交通利用の際にラッシュアワーを避けるといったこれまでの規制は続行される。マスク着用は公共交通機関の中のみは変更なし。ただしロッテルダムとアムステルダムの一部では市当局により義務付けられている。しかし政府によればこれはあくまでも実験的である。

コロナウィルス感染統計