コロナ規制緩和後も、小さなクラスターはまだ消えず

オランダや隣国ではコロナウィルス感染による規制の緩和が始まっているが、いまだに感染クラスターが発生している地域がある。オランダでは最近でもトゥウェローやカットワイクでの魚や肉加工工場で発生している。

保健所(GGD)代表のデ・ハウ氏によれば、緩和後の火種(火が消えていない状態で少し燃える現象)は予想していたという。「大きなイベントや会合では、感染し症状がある人や症状がなくても衛生状態が悪かったりすると、クラスターを発生させる可能性はある。」と述べている。オランダでは温度が低い場所で作業をしていた魚や肉の加工工場でクラスターが発生したが、他の場所でも発生の可能性はあるという。例えばレストランで、感染しているウェイターが鼻水をすすりながら客席を歩き回っていたというような場合、ウィルスがばらまかれる可能性がある。GGDによればまだ1700人ぐらいの人がは周りの人に感染させる危険があるという。

この小さな「コロナの火種」を消火でき次第、GGDはその場で関係者と話し合う。感染元が見つかり次第その穴を塞ぐのだとGGD。たとえば、感染している従業員が規則を守り自宅待機をしていたのか、職場での衛生管理は万全であったのかについて調査し対策を行う。