オランダから郵送されるドラッグで、国際的イメージ悪化

大手新聞NRCによれば、オランダからコケインやエクスタシーそしてクリスタルメスなどのドラッグが大量に国外へ郵送されており、海外でのオランダの評判が悪化しているという。

検察によれば、オランダからのドラッグ入郵便物が大量に入ってくるという苦情が海外の検察や警察そして税関から寄せられている。苦情が多いのはドイツ、フランス、オースリア、エストニア、リトアニア、アメリカ、オーストラリアそしてアジア諸国からである。これにより、オランダと国外の警察や検察との協力体制が揺らんでいる。「まずは国内でのドラッグ問題を解決しろ。」という声が高い。

オランダから発送されるドラッグは、1グラム入りのコケインから25キロのXTCピル入ジャーまでいろいろである。最近ではとくにクリスタルメスの発送が急増しているという。オーストラリアでは1ヶ月に400個ものオランダからのドラッグ小包を回収している。このためオーストラリアやアメリカではオランダからの郵便物のチェックが厳重になり、通常の郵便物も到着が非常に遅れるという。

試験的にオランダの税関で発送郵便物を調べたところ、500個のうち4分の3にドラッグが隠されていた。この数字に基づくと、なんと年間オランダから海外へ100,000件ものドラッグが送られるという計算になる。

NRCの記事