休暇用の宿泊施設に関する規制が不明瞭

6月1日から条件付きで飲食店は再開、そして7月1日からはキャンプ場やバケーション用貸家もオープンする。オランダ国内の少人数用(家族や少グループ)のバケーションハウス(貸家)は、もうすでに予約が開始されている。ただ、こういう場所に大人数のグループで行き休暇を過ごすのは可能なのか? そもそも大グループ用の宿泊施設はオープンするのかどうか?

先週の昇天祭の連休では、バケーションビラと呼ばれる一戸建ての貸家やキャンプ農場は75%が空き状態だった。売上損失は6月には70%そして7月には60%になると、水スポーツとリクレーションの団体HISWA-RECRONが予想を発表した。
先日発表された政府の規制緩和には、大きなバケーション用貸家(たとえば12人用)を複数の家族やグループが一緒に借りるのは許可されているのか否かなどが明記されていない。レストランの場合はひとつのテーブルに座れる人数などが明記されているが、バケーション用の施設に関してははっきりしていない。

高校卒業試験を通った17歳の若者は友人グループで夏休みを過ごすことが多い。以前から卒業したあかつきには友人14人といっしょにスペイン旅行を計画していた高校生が、コロナ規制で計画を変更し国内の海辺で14人が宿泊できる施設を探したが見つからないという。大人数を収容できる施設は規制内容が不明瞭のため、宿泊施設側でまだ予約を受けつけられない状態なのだ。宿泊施設団体によれば、地方ごとに規制解釈が変わるという。例えばドレンテ州では、複数の家族がいっしょに宿泊施設を予約できるが、部屋やバスルームは別々にするという条件だ。しかし、ドレンテ州の中でもさらに市町村によってまた条例が異なってくる。
今のところ、家族や少人数の友人グループでのオランダ国内旅行が可能なのは確かだ。