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オランダ外務省、海外渡航に関する警告「不要不急の渡航は控える」
オランダ外務省は17日夜、不要不急の海外への渡航は控えるよう警告を出した。また海外での休暇も取りやめるよう促している。全世界の国への渡航に対し「コード・オレンジ」と呼ばれるレベルの高い警報が出された。この渡航注意は昨夜行われたEU首脳会議でEU外からEU及びシェンゲン域内への渡航禁止提案に関する決定に基づくもの。

EU外からEUに入国できるのは緊急の場合を除き禁止される。この禁止令は、EU市民、その家族、滞在許可証所持者、医療関係者、長距離ドライバー、外交官、特定の研究者そして国境管理者には当てはまらない。しかし、EUは渡航に関しては緊急に必要なのかを考慮すべきだとしている。オランダのルッテ首相はインタビューで「海外への渡航はするな。」と強く主張した。すでに海外渡航を決定している人も延期を勧めている。

すでに海外に渡航している人は滞在が本当に緊急で必要なものなのかを考えてほしいと首相。不要不急の滞在をしている場合には、航空会社に連絡し早い時期にオランダに戻れるよう交渉するようにと要請している。
運輸機関はこれまで通り海外への輸送・運輸活動は続けることが可能だ。



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ユトレヒト大学病院で、15分で結果が出るコロナウィルスのスピード検査試験開始
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ユトレヒト大学病院は本日金曜日からコロナウィルスのスピード検査のテストを開始した。まだテスト期間なので、このスピードテストが実際にどの程度信頼がおけるものなのかを検証するのが目的だ。

検証で信頼度が高いということになれば、コロナウィルス検査を大規模に行うことが可能となる。デ・ヨング国民健康省大臣は11月にはこのスピード検査が全国で可能になりそうだと先週書簡にて発言していた。オランダでは検査キャパシティが大幅に不足していて、なかなか検査を受けられないという問題があるが、これが解決できる。

抗体検査と呼ばれるこのスピード検査は、現在行われているPCR検査と比較し正確さは劣るが結果は早く出る。妊娠検査と似たようなもので、結果は15分から20分でわかるという。この検査で陽性と判断されるとPCR検査を受けることになる。このスピード検査が信頼できるものであると判断されれば、より多くの人が検査を受けられるだけでなく、ひとりで何度も受けることも可能となる。
ユトレヒト大学病院での試験結果がわかるのは約3週間後。来週からロッテルダムのエラスムス病院などでもスピードテストの試験が始まる。

オランダ、コロナウィルス感染者急増で第二波に突入か?
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国立衛生環境研究所(RIVM)は22日、先週のコロナ検査陽性患者数が13,471名だったと発表した。これは先々週の8,265名から63%の増加である。住民10万人あたりの感染者数が多いのは北ホラント州、南ホラント州、ユトレヒト州そしてフローニンゲン州である。これまで感染者が多かった20−29歳の若者の感染は減りつつあるが、このグループからの感染によりあらゆる年齢層に増加が見られる。

RIVMの感染対策部門のトップであるファン・ディッセル氏によれば、オランダはウィルス感染対策の転換期にあるという。同氏は22日の国会での説明会でも「オランダはコロナ感染の第二波に突入しそうだ」と警告を繰り返した。ただ先週末から施行されている自治体ごとのコロナ対策(飲食店の閉店時間規定など)が十分であるかは、効果を測定しない限り結論は出せないとしている。

もうひとつの問題は、コロナウィルス検査数の限界だ。保健所(GGD)は1日約38,000件の検査申し込みがあるが、実際に検査できる数は28,000と圧倒的に不足している。これは10月には1日50,000件まで拡大する予定だと担当者は述べている。

22日の国会では政府のコロナ対策について、野党だけでなく連立与党からも批判が相次いだ。労働党のアッシャー議員は、ルッテ首相とデ・ヨング国民健康省大臣によるコロナ対策はまだ改善の余地ありとコメントしている。
(画像:RIVM)

オランダ6地区で新たなコロナウィルス対策
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先週金曜日ルッテ首相及びデ・ヨング保健・福祉・スポーツ大臣が記者会見し、新型コロナウイルス対策に関して20日(日)午後6時から、国内6つの地域において実施される新たな措置について発表した。感染者数が急激に増加しているAmsterdam-Amstelland(アムステルダム周辺)、Rotterdam-Rijnmond(ロッテルダム周辺)、Haaglanden(ハーグ周辺)、Utrecht(ユトレヒト周辺)、 Kennemerland(ハーレム周辺)、Hollands Midden(ライデン周辺)の6地域である。
飲食店では午前0時以降は新規に客を入れないことや音楽を消し、時以降は閉店するという規制が新たに設けられる。またパーティや宴会などは50人までに制限される。ただし劇場やコンサートホールなどは例外。

どの地域も違法パーティが開かれている公園などを午前0時で閉めたり、学校、大学のクラブ、若者が集まる場所、そして移民が集まる場所での注意を促す看板などのキャンペーンを行う。さらに飲食店やスポーツクラブでのチェックが強化される。飲食店では何度かの警告後に閉鎖措置もとられる地域もある。

コロナウィルス感染者数また50%増
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先週オランダのコロナウィルス検査で陽性反応が出た人は8265名だったと国立衛生環境研究所(RIVM)が発表した。先々週は5427名だったので50%以上増加したことになる。

先週オランダ全土で検査を受けたのは195,545名。このうちの陽性者は2.8%から3.9%に増加した。ひとりが感染させる人数でみると1.38である。つまり100人の感染者が138人に感染させる。

病院への入院者数は92名増えたが、これは先々週の43名から倍増している。コロナウィルス感染による死亡者数は14名。先々週は17名だった。

地域別で見るとアムステルダムでの感染者数が一番多く249名、続いてハーグの134名とロッテルダムの103名となっている。
(画像:RIVM)、

コロナウィルス感染拡大を受け、政府新たな規制を発表
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18日オランダ国立衛生環境研究所(RIVM)は、先週一週間にコロナウィルス検査を受けた人で陽性反応があったのは4013人だと発表した。RIVMの推定では現在50,000人がコロナウィルスに感染していて、これは人口10万人あたり300人という数字である。
午後19時にルッテ首相とデ・ヨング国民健康省大臣が記者会見を開き、以下の新規制(要請)を発表した。

・家庭でのパーティや会合は取りやめることを強く要請する
・それでも家に人を招く場合にはゲストは6名まで。1.5メートルの距離は保つ。
・在宅勤務は基本規範であり、できるかぎり続けることが望まれる。
・コロナウィルスに感染した場合、自宅隔離はこれまで14日間だったが10日に短縮される。
・学校の再開に関しての政府見解は「管理可能」である。学校がウィルス感染の巣になることはないはず。ただ感染した生徒や学生は自宅待機。家庭内で感染者が出た場合も同様。
・5月から採用すると計画していたコロナ専用アプリだが、政府はこのアプリを全国で使用してもらう意向である。ただ個人情報管理局(AP)の反対があり9月1日からの採用は可能かどうかまだわからない。

またアムステルダム市は独自にさらなる規制強化を行う計画だ。市内に住んでいない人や旅行者は不要不急でのアムステルダム訪問は控えることを呼びかけている。また飲食店についても閉店時間の厳守など規制を強化する。アムステルダムのダム広場にある大型デパート「バイエンコルフ」は複数の従業員がコロナ感染したため、閉鎖となった。最近同デパートに行ったことがある人で症状があれば検査を受けるよう市は要請している。