ハーグ郊外のダウンドルプで暴動、13人逮捕

警察は月曜日夜、ハーグ近郊のダウンドルプで13人逮捕したと発表した。同地で暴動が続き月曜日の夜で3日目。50−60人による投石や暴力そして恐喝沙汰が続いたことで警察は逮捕に踏み切ったという。

ダウンドルプでは週末から緊迫した空気が流れていた。暴徒が警察に向かい投石するなどの暴力が続いていたが、複数の若者が載った車が警察官の脇を通り過ぎたときに警察官がピストルを向けたことで、暴動は悪化した。この地域ではゴミ箱に火がつけられという火災が多数発生しており、警察とともに消防も警備にあたっていた。

暴動はおそらくハーグで大晦日恒例のかがり火が中止になることへの反感からと見られている。昨年の大晦日から新年にかけ、ハーグのスヘーフェニンゲン海岸でのかがり火が大風に煽られ近隣に着火するという事故が起きている。大晦日、オランダでは打ち上げ花火を個人で行うことが許可されているが、ハーグのように市がかがり火を焚くところもある。ハーグではこのダウンドルプとスヘーフェニンゲンの海岸でかがり火が焚かれるがが、今年は中止になる可能性があり、青少年が反対していた。暴動に参加していたのは未成年者がほとんど。中には9歳の子供もいた。この子供は火炎瓶を所持していた。かがり火が中止されるか否かは本日火曜日に決まる。