シンタクラース用の頭文字チョコレート

12月5日はシンタクラース祭り。スイーツを売るどの店にもチョコレート・レターと呼ばれるアルファベットのチョコレートが売られている。プレゼントとして相手の名前の頭文字を買う人が多い。
ただ、そのチョコレートレターにもかなり質の違いがあるという。工場で大量生産しているものと、個人のパン屋さんやパティシエで売られるものとは大きな違いがある。オランダでは毎年数百万個のチョコレートレターが売られているが、このほとんどがスーパーマーケットでの販売だ。

チョコレートレターの作り方は大きく分けて2通り。ひとつは金型でつくるもの。もうひとつは天板に吹き付けるやりかた。工場では金型を使っているが、パティシエでは両方のやりかたで作っている。

チョコレートレターの含有物を見ると半分が砂糖。そして3分の1はカカオバターとミルクパウダーという飽和脂肪だ。パティシエやパン屋さんのの手作りレターは、砂糖の含有量は少ないが脂肪が多いという。「天板に吹き付けやすくするために、チョコレートにクリームやバターを入れる。」のがその理由。

工場で作られるレターと手作りレターの大きな違いはカカオの質からくるもの。見た目では全くわからないが食べてみてはじめてその違いがわかるという。質の良いカカオ入のチョコレートレターを買うなら、やはりパティシエか手作りのパン屋さんがいいようだ。