スキャンもレジもなし、買い物したらそのまま外に出られる店

オランダ大手スーパーのアルバート・ハイン(AH)では、レジなしミニ店舗「Grab and Go」をザーンダムに開店した。自分で購入した品物をスキャンしてカードで支払うという店舗はAHだけでなくオランダでもイケアなど数々あるが、全くレジなしの店というのはここが初めて。

「家にいて冷蔵庫からものを取り出す感覚。」とAHはウェブサイトで新システムを紹介している。顧客はまず入り口で銀行カードやアップルウォッチなどをスキャンする。そして中に入ったら好きなものをかごに入れ、そのまま出口で買ったものが表示されるモニターをチェックし、金額などがあっていればそのまま外に出るという仕組みだ。AHがレジなしショップbを開店したのは、実は今回が初めてではない。昨年も同様な形式の店をオープンしたが、そこでは特別な支払い用カードが必要だった。今回の店では自分の銀行カードや支払い機能つき携帯があればOKという革新的なものだ。

店舗内の各所に設置されたカメラで顧客が何を取り出しているかが撮影され、これがレジとして機能するという仕組み。この試験店がうまくいけば、オフィス街や新住宅地などでミニショップが必要な場所に同様な店を開くと、AHは意欲を見せている。

仕組みを説明する動画