オランダのインフレ11%を超える!

オランダの物価は上昇の一方で消費者の生活を圧迫している。7月のインフレ率(物価上昇率)は11.6% 6月は9.9%だった。つまり、昨年の7月に100ユーロで買えたものが111.6ユーロに値上がりしているということだ。この数字はオランダ中央統計局が発表したものだが、欧州共通メソッド(HICP)を使った計算方法で算出したものである。

この高いインフレ率は、エネルギー費の値上がりが主たる原因となっている。これにより、食料や飲料なども値上がりしている。3月に11.7%という高インフレ率を記録したあと、4月5月6月とゆっくりと下がってきたが、7月にまた大幅に上昇した。

このインフレで買い物をすると1年前の11%以上高くなる。ただ商品によってかなり上昇しているものもあれば、それほど変わらないものもある。3月には光熱費やガソリンが上がったが、今月は他の商品の値上がりが顕著だ。小売店の売上量は減っているのだが値段が高いため、売上高に影響がないという。