窒素政策反対の農家の抗議行動激化、高速道路で放火など

窒素ガス削減に対する農家の抗議行動は激しさを増し、高速道路で廃棄物やタイヤなどを燃やすなど収集がつかなくなっている。道路水道局は、水曜日に高速道路A1のフォールスト(Voorst)付近で廃棄されたゴミを片付ける業者を探すなど、除去作業に忙殺されている。これまではトラクターで高速道路を低速運転するなどの抗議活動を農家は行っていたが、水曜日から廃棄物やアスベストなどを燃やすなど抗議は激化している。このため、フローニンゲン付近の高速A7に向かう道路が閉鎖されている。

今朝2時45分ごろフローニンゲン州ミッドヴォルデでは道路上で車のタイヤが燃やされ、これにより追突事故も起きている。他の場所でも同様な事故が起きたため、フローニンゲンとドラフテン間の道路は閉鎖中だ。また北ホランド州のメーデンブリックでは干し草に火がつけられて炎上。このためホールンとデン・ウーファー間は閉鎖中である。

警察によれば、今後も高速道路にゴミなどが投棄される可能性があるため、高速道路利用者は注意するよう呼びかけている。
道路水道局は道路のゴミの始末を業者に依頼しているが、アスベストの除去には特殊業者が必要。業者が作業している最中にも農家がこれを阻止するなど、事態は悪化の一方だ。
これまで農家を支持していた国民もこのような過激な抗議活動で離れていく可能性もある。政府はすでに農家との話し合いを約束していた。