猛暑のオランダ、将来どうなるのか?

今日の予想最高気温は40度。オランダでは1年に1回あるかないかの猛暑である。ナイメーヘンで開催される4日間歩け歩け大会も、今朝スタートするはずだったが、今のところ様子見。多くの保育所も今日は閉鎖している。ここ数年オランダでも猛暑になる日が数日あるが、いったい今後はどうなるのだろうか?猛暑の日が増えて、屋外でのイベントが減る可能性があるのだろうか?

気象専門家のヘリット・ヒームストラ氏によれば、今後はもっと猛暑の日が増え、降雨量が減るが、洪水に見舞われる可能性も高くなる。近い将来に気温が下がるという可能性はほぼない。

欧州の南部では、猛暑、森林火災、不作が毎年のように問題になっているが、これが北上してきている。スペインやポルトガルはもうすでに夏に休暇を過ごす場所ではなくなりつつある。科学者は、このような猛暑や干ばつそして大洪水などの異常気象が地球温暖化によるものだと異口同音に述べている。

猛暑に襲われているのはオランダだけでなく、涼しいはずのイギリスでもコード・レッドの猛暑注意報が出ている。フランス、ポルトガル、スペインなどの南欧ではすでに猛暑と干ばつそして森林火災で大きな被害が出ている。

このような気象変動がどのような影響を及ぼすのか? 野外コンサートは猛暑とあられなどで中止となるところが増える。もし野外コンサートに行くのなら、日焼けに注意し、なるべく日陰に座り、十分な水分をとるようにと国立衛生環境研究所はアドバイスしている。