スキポール空港、1日数10本のフライトをキャンセルか

スキポール空港の混雑は未だに解消されておらず、この夏まで続くとみられる。このため空港は1日に数十本のフライトをキャンセルする予定だ。

当初はフライトの30%を削減予定だったが、やや緩和し一部のフライトを他の空港に移すなどの対策をとるため、この削減数は減る。
空港は、この発表後チケットのキャンセルや変更が相次ぐことを想定し、コールセンターを設置し備えるという。

スキポール空港の混雑は人手不足が大きな原因だ。とくに機内持ち込み荷物のセキュリティチェックのエリアが混雑しているため、乗客を減らすことを目的にフライトを減らす。

どのフライトがキャンセルされるかは未定だ。フライトチケットのみの乗客はキャンセルはたやすいが、パッケージ旅行の場合は複雑だ。ホテルやレンタカーが含まれるため、大きな影響が出るため旅行会社の反発が予想される。

国際航空業界IATAは、スキポール空港がフライトを制限するのは論外だと非難している。航空会社は空港使用料を支払っているというのに、勝手にフライト数を制限するのは受け入れないとしている。