運動をしなくなったオランダ人

コロナ危機がもたらしたものに運動不足がある。スポーツジムやプールなどが閉鎖しスポーツをしなくなった。これがコロナ後もあとを引き、毎週スポーツをするという人が昨年に比べ80万人も減っている。オランダオリンピック協会(NOC*NSF)が調査した結果である。「オランダはコロナで文字通り動かなくなった。ロックダウンが始まった2020年には、自宅でトレーニングをする人が増えたが、2回めそして3回目のロックダウンではこの数が減っていった。」と同協会。

1ヶ月にスポーツをする回数は2019年には平均9.6回だったが、2年後には8.2回に減っている。減少が顕著なのは5歳から18歳の若者で、2019年には78%がスポーツをしていたが2021年には65%にと減っている。

ロックダウン中は屋内スポーツができなかった。この2年間で屋内スポーツを止めた人は180万人もいる。若者では15%が中止するという統計が出ている。スポーツジムも未だにコロナ前の盛況は戻っていない。ただし、コロナ時に人気だったウォーキングだけは未だに増えている。

NOC*NSFの調査