スキポール空港、混雑のため航空会社にキャンセルを要請

5月休暇の始まった先週の土曜日、スキポール空港はKLMの手荷物扱い係のストにより大混乱に陥り、航空機が離陸できなかったりキャンセルになるという状況が起きている。ストは終了したが、スキポール空港の混雑はまだ解消されていない。このため空港は航空会社にこの週末は一部のフライトをキャンセルするなど対応を要求している。

KLMはスキポール空港と構造的な解決法を話し合う予定だが、まずは乗客に対し時間通りに空港に到着するよう呼びかけている。EU内は2時間前までに、EU外は3時間前までに空港に到着してほしいとのこと。またスキポール空港はKLM以外の複数の航空会社とも話し合いを続けており、大混雑を防ぐためにこの一部の週末のフライトをキャンセルするよう要請している。また5月2日から8日の間は、新規予約を取らないよう懇願した。

コロナ明けと5月休みで国外に休暇に出かける人が急増しただけでなく、空港内のセキュリティや手荷物扱いなどの人員不足もこの混雑を増長している。さらに従業員の病欠の多さもこれに拍車をかけた。

大手旅行会社TUIはスキポール空港のこの要請に対し、休暇旅行をキャンセルする意向はないと発表。すでに2年前からこの休暇を待ち望んでいた人たちの旅行はキャンセルできないとTUI。KLMは一部のフライトをキャンセルする可能性があるとしている。