感染の爆発的拡大とOMT推奨マスク

オランダ全土での先週のコロナウィルス感染者数は20万人を超えた。1週間で210,536人と先々週と比較し77%の増加である。昨日は1日で28,000人を記録した。感染者が特に多いのがアムステルダムとアムステルダム近郊(Amsterdam-Amstelland)で、先週だけで22,322人が陽性だった。これは人口10万人に2,082人という割合で、全国平均の1,147人を大きく上回っている。

感染拡大防止政策をアドバイスするOMT(アウトブレイク・マネージメント・チーム)は月曜日、感染防止用のフェイスマスクについて発表した。
屋外でも人との距離が十分に取れない公共の場や混雑している場所では外科用マスク(最低でもタイプ2)の着用が望まれる。例えば、ショッピング通り、スポーツイベント、マーケットやデモ行進などである。タイプ2は98%バクテリアの侵入を防ぎ、タイプ1はこれが95%であるとOMT。
さらに屋内でも同様の外科用マスクが推奨されている。これは人との距離に関係なく、着席でも立席でも必要だ。ただし食事中は除外される。たとえば、大学や高校構内、ホテル・飲食店、文化施設、企業内、スポーツジム(ただしスポーツ中は例外)などである。OMTによれば、このタイプのマスクは通常のマスクよりも防御力が大きいという。

高齢者や病人など抵抗力が低い人には、人との距離がとれない場所や屋内でも換気が悪い場所などで「FFP2マスク」着用が推奨されている。ただしFFT2マスクは、長時間着用すると息苦しさ、疲労、頭痛などを起こす可能性がある。
手作りの布製マスクについては、特に規定はないが、正しい形のものを正しく着用しないと効果がないらしい。